宮城県仙台市青葉区土樋 曹洞宗 大蔵山 松源寺

お知らせ

2013.11.29

平成25年12月 ご挨拶

いつもお通夜の時には少しお話をさせて頂いている。
大体流れは一緒であるが、お通夜でお勤めする『修証義』のお話をしている。第一章の冒頭に「生を明らめ死を明むるは仏家一大事の因縁なり」とある。
身近な方の死を前に「生とは何か」「死とは何か」よくよく考えて頂きたい、という思いから毎度同じ話から入っている。
今から2500年以上前にお釈迦様は王子の子として生まれ不自由なく生活をしていたが、幼いころに母を亡くし、城下の人々の病の姿や、いずれ老い死んでゆく姿を目の当たりにし、”苦”という人々が避けて通れない処に気が付いた。
 12月8日の明けの明星を見たお釈迦様が悟りに行き着く為には、最初の気づきが大切であったという事でしょう。