2012.10.01
平成24年10月 ご挨拶
[曹洞宗宗歌]
曹洞宗宗歌は、お釈迦さまから今日まで、正しい教え(正法)が脈々と伝えられてきたご様子を表したものです。
花(はな)の晨(あした)に片(かた)頬笑(ほえ)み 雪(ゆき)の夕(ゆう)べに臂(ひじ)を断(た)ち
代代(よよ)に伝(つた)うる道(みち)はしも 余処(よそ)に比類(たぐい)は荒磯(あらいそ)の
波(なみ)も得(え)よせぬ高岩(たかいわ)に かきもつくべき
法(のり)ならばこそ ♪♪
「雪の夕べに臂を断ち」この節は、お釈迦さまの仏法が中国に根をおろした次第を述べております。インドの達磨(だるま)さまは仏教を東の地、つまり中国に伝えることを決意され、長い旅路のはてに、梁(りょう)の武帝(ぶてい)と会見された後、嵩山(すうざん)少林寺において、面壁九年(めんぺきくねん)の坐禅を修行しておられました。 そこへ後に中国二祖となる慧可(えか)さまが、教えを請うて参上したのですが、達磨さまはただ面壁するばかり…。時至って大通2年(526)12月9日、身も切れるほどの厳冬に、慧可さまが腰まで雪に埋もれながら、臂(ひじ)を自ら切断し、求道の切なる思いを示されました。達磨さまはそれに応えられ、ついにお釈迦さまの正法が伝えられたのです。
この達磨さまは震旦初祖円覚大師(しんたんしょそえんがくだいし)と呼ばれ、10月5日に亡くなったとされ10月5日は達磨忌としてご供養を行います。
-
2023.11.06お知らせ
令和5年11月 挨拶
錦秋の侯。ようやく木々も色づきはじめました。近年、墓地の継承が難しくなって来ました。家を守るという事。子孫に負担をかけたくないなど。。。先祖代々…- 続きをみる
-
2023.10.06お知らせ
令和5年10月 挨拶
10月に入りやっと涼しくなりました!彼岸花も赤く色づきました。茨城結城市の孝顕寺参拝を企画しました!!由緒のあるお寺(修行仲間の住職)をお参り致…- 続きをみる
-
2023.09.07お知らせ
令和5年9月 挨拶
暑い夏、暑すぎる長い夏でした。温暖化の影響とか、異常気象とか人間の感覚で判断されます。暑さ寒さも彼岸までと言われております。秋の彼岸には暑さもな…- 続きをみる
-
2023.08.02お知らせ
令和5年8月 挨拶
いよいよ8月になりました。お盆に飾る五色の旗は、地(黄)水(白)火(赤)風(黒)空(青)に由来する。ネパールにあるカトマンズ盆地は約8000年前…- 続きをみる
-
2023.07.02お知らせ
令和5年7月 挨拶
東香山大乘寺は、山号を別に古くは椙樹林、のちには金獅峯ともよんでまいりました。ご開山は、福井県の曹洞宗大本山永平寺の第三代・徹通義介禅師です。 …- 続きをみる
-
2023.06.01お知らせ
令和5年6月 挨拶
曹洞宗が開かれ八百年あまり、禅の広がりは海を渡りアメリカに。昨年海外開教100周年を迎え、コロナ明けの5月28日にロサンゼルスにある禅宗寺さまで…- 続きをみる