平成24年11月 ご挨拶
大本山總持寺を開かれた瑩山禅師は1264年(1268年の説もある)、越前にお生まれになり、
8歳で永平寺に入り三世義介(ぎかい)禅師のもとで修行を始めました。
13歳で二世懐弉(えじょう)禅師について正式に僧となると、瑩山紹瑾(じょうきん)と名を改め、19歳になると諸国行脚(あんぎゃ)の志をたて、求道(ぐどう)生活に精進されました。
そして35歳のとき、義介禅師の後を継いで加賀国(石川県)の大乗寺住職となり、2年後に『伝光録(でんこうろく)』をお示しになりました。その門下には優れた人材が集まるようになり、曹洞宗が発展する基礎が築かれました。また、50歳で能登に永光寺(ようこうじ)を開き、そこで『坐禅用心記(ざぜんようじんき)』を撰述されたといわれています。
その後、58歳のとき諸嶽寺(もろおかでら)を寄進されると禅院に改め總持寺と名づけました。1324年、61歳のとき總持寺の住職を峨山(がさん)禅師に譲られ、翌年62歳でそのご生涯を閉じられました。
瑩山禅師がお生まれになられた日。いわゆる誕生日は11月21日で太祖降誕会(たいそごうたんえ)として、大切な聖日であります。
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